扁平足の痛み治療にはインソールが強い味方!歩くたび痛いのは足底筋膜炎?

インソール

中年以降になってくると、肉体の衰えや筋力低下によって扁平足になってしまうことがあります。成人扁平足ともいわれ、幼少期のまだアーチが形成されていない時とは異なり、痛みを生じることもあります。

小さな痛みから、歩行困難な激痛を有するものまで幅は広く、その原因が扁平足と分かれば良いものの、場合によっては痛みを我慢できてしまうため、知らずしらずのうちに悪化するケースもあります。

日常生活を妨げる痛みになってくると整形外科や接骨院での治療が必要です。しかし、扁平足は100%必要な治療が必要かというとそうでもなく、状況によって異なります。

また、扁平足の治療や予防の際に生活をサポートするインソールは、心強い味方なのであらかじめ知っておきたいアイテムのひとつです。

宮野先生

今回は、扁平足の痛みが生じる理由や治療方法と、症状を和らげ、治るまで活用できるインソールについて書いていきます。

扁平足の症状と痛みの原因、治療が必要な人は?

扁平足の症状やなぜ痛みを発するのか。原因が分かれば治し方や予防法が見えてきます。

扁平足自体、治療が必要なケースとそうではないケースに分かれます。どういった人が治療すべきなのかも知っておきましょう。

まず、扁平足についておさらいしておきましょう。扁平足とは、土踏まずを形成する縦アーチがなくなった状態です。足裏が地面にべったりくっつき、ボールペン1本程度の隙間も入らない場合、扁平足の可能性が高いです。

偏平足

扁平足になったからといって、すぐに痛みを発するなど、生活に支障をきたすわけではなく、激しい運動や長時間の歩行などの後、痛みだします。

扁平足の痛みの原因は?調べ方はある?

扁平足だったとしても、痛みを生じる人とそうでない人に分かれます。痛みはないけれど、長期間の歩行で足の裏に疲れを感じるケースもあります。

扁平足の人の中で、痛みが生じやすいのは、内くるぶしの下あたりから、土踏まずのあたりにかけてです。腫れている状況も確認できるかもしれません。もし、内くるぶし下が痛みを感じるならば、扁平足が原因と考えられます。

偏平足

内くるぶしではなく、足の裏やかかとが痛いと感じるならば、足底腱膜炎(足底筋膜炎)の可能性もあり、進行が進むと、歩行も辛く感じるようになります。

足底腱膜炎

扁平足による痛みは、土踏まずのアーチを形成する舟状骨を支える筋肉や腱に対して、負荷が継続的にかかり、小さな断裂や傷がついて炎症を起こしているのが主な原因です。

アイシングなどを行い、安静にしていれば自然に修復すると思いますが、治らない場合は、レントゲンやMRI検査を行い、足裏やふくらはぎの状態がどのようになっているか、診断してもらいましょう。

なお、扁平足の人がレントゲンを撮ると状態がわかります。重症度の方は、体重をかけた際に、足底に向かって出っ張ります。

扁平足の治療が必要な人は日常生活に支障をきたす痛み

注意
足の痛みが強くなり歩行困難になり、朝ベッドや布団から起き上がるのが億劫となったら、本格的な治療が必要です。

足のどの部分が痛いかによって治療方法は異なりますが、痛みの原因が分かれば、対処していけます。例えば、土踏まずのアーチサポートのあるインソールを履いての歩行で安心できるなら、先に対処できますし、病院への外出もできるようになります。

痛みが大きくなる前に整形外科にかかるなど、早めの対処をおすすめします。

扁平足の治療方法!まずは整形外科の先生に症状を確認

扁平足の治療

扁平足の治療は、どのような方法があるのでしょうか。大きく分けて二系統あります。それは、保存療法と薬物療法です。

後々の負担が少ないのは保存療法で、正常な足に近づけていくことが目的です。さらに、再発防止のために足指の筋力アップや足底のアーチを正常に戻していくことが大事です。

宮野先生

扁平足の治療を始める上で、まずは整形外科の先生に症状を見てもらいましょう。その上で、医師に診断をもらい、理学療法士と相談しながら扁平足を治療していきます。

扁平足の悪化のサイン?くるぶしの痛みや腫れと対処法

扁平足を治療するサインのひとつとして、土踏まずに負荷がかかりすぎ、足裏やかかと、内くるぶしに慢性的な痛みを抱えるようになったときです。内くるぶしは、痛みの程度によっては腫れているのがわかるため、ひとつのサインとして捉えても良いでしょう。

もし、内くるぶしが腫れるようになったなら、湿布などで痛みを緩和させ、安静にしましょう。理学療法士指導のもと、マッサージやテーピングなどで足を固定することで、普段の生活に差し支えない対処法はできます。

痛みが出ている箇所ごとに、細かな対処法も異なってくるため、理学療法士に聞くのをおすすめします。

土踏まずのアーチを復元!有効なリハビリ方法:足指のトレーニング

足指トレーニング

痛みが出るくらいの扁平足ならば、土踏まずのアーチを復元させるために、リハビリをしていくことになるでしょう。

土踏まずが潰れる原因の多くは、足指の筋力低下です。足指の筋力をアップさせるようなトレーニングをリハビリに取り入れます。また、アーチを復元させるため、器具を使って外圧をかけ、土踏まずのアーチを形成する舟状骨(しゅうじょうこつ)やその周りの骨を上げていくリハビリ方法も有効です。

アーチを形成するためのリハビリは、テニスボールなどちょっと硬めの球体を両足で踏み、体重をかけていきます。そのため手すりなどに捕まり、転倒には気をつけてください。片足ずつやるのも大丈夫ですが、踏み込む力をセーブしてしまう可能性もあるため、可能なら両足がおすすめです。

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歩くのも辛い!足裏に激痛が!それって足底腱膜炎?

足底腱膜炎

扁平足が悪化し、足裏に激痛が走るようになると、足底腱膜炎(足底筋膜炎)を疑った方が良いかもしれません。

足底腱膜炎は、足底腱膜が炎症を起こし、足裏が痛いと感じます。原因は、長時間歩いたり、スポーツで過剰な負荷がかかったり、体重増加で足に負担がかかる、加齢による衰えなど、いくつかあります。

足底筋膜は、かかとから足の指先まで繋がっている筋膜で、土踏まずやかかとに痛みが出ることが多いです。

痛みの程度によっては歩くのもかなり辛く痛いため、対処する必要があります。インソールを使い、足裏にかかる圧を和らげることで、足底筋膜炎の悪化を防ぎます。非ステロイド性消炎鎮痛剤や湿布薬、塗り薬、内服薬などの使用が選択肢としてあげられます。

痛みが強い場合は、ステロイド系の注射を、痛みが出ている患部に打つこともあります。しかし、ステロイド系の注射は、回数を重ねると効果が薄くなってしまいます。悪化しすぎると、筋膜が断裂してしまうため、注意が必要です。

また、体外衝撃波治療という方法もあります。

体外衝撃波治療

引用元:http://suzuki-seikei.tokyo/service/service_04.html

機械を使い、低エネルギーの衝撃波を痛みが走る患部へ照射していきます。痛みを和らげる治療目的で活用されることもあります。

必要以上に痛みに我慢せず、整形外科等を活用して早期の治療を検討してください。

扁平足の治療方法はインソールが有効!痛みも徐々に改善

インソール

扁平足の治療方法は、いくつかあります。扁平足になる原因が、足指の筋力低下が主であることが多く、筋肉を鍛えていくことが必要不可欠です。

しかし、足指を鍛えるトレーニングを取り入れたとしても、すぐさま扁平足は治るわけではありません。

そのため、インソールを活用した扁平足の治療法がおすすめです。インソールを靴の中に入れ、歩行の衝撃を和らげてくれる状態を作ることが大事です。足の指先を使った歩き方ができれば、足指のトレーニングの代わりにもなります。

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インソールは、土踏まずのアーチを形成する役割もしてくれるため、扁平足の治療法として有効といえます。もちろん、インソールだけに頼るのではなく、足指を鍛えるトレーニングも並行してやっていきましょう。

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扁平足の治療に有効なインソールとは?

扁平足の治療に使うインソールの選び方は、自分自身の足にフィットしたものを選ぶことが大前提です。

宮野先生

靴の中に入れて使うインソールは、土踏まずのアーチを形成する山があるものを選びましょう。

それだけでなく、足指が動かしやすいタイプのインソールがおすすめです。

土踏まずのアーチをキープしながら、足指も鍛えられたら、徐々に扁平足も改善していくと考えられます。

もちろん、意識的に歩いて足指を使うことが前提になりますが、インソールを使った治療法としてはかなり合理的です。

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なぜインソールが扁平足の治療に有効なのか。痛みを改善

理学療法と薬物療法と大きく分けて2つある扁平足の治療法の中で、インソールを活用した治療法がおすすめなのは、痛みを緩和しながら、扁平足の根本原因となる足指のトレーニングも同時にできるためです。

扁平足にならないためには、足指を鍛えながら歩くことが大事です。正しく足を使う歩き方は、かかとから地面に着地し、足全体を地面につけて、つま先で地面を蹴るという3ステップに分かれます。最後の、つま先で地面を蹴る行動が、足指を鍛えることに繋がります。

インソールは、歩行の際の衝撃も吸収し、痛みを和らげてくれるため、歩行時の辛さを緩和してくれます。

扁平足の治療やリハビリなど、長く続けられる方法が望ましいです。そのため、インソールが扁平足の治療に有効といえるでしょう。

インソールは一般的にどれくらいの値段?!

治療用のインソールは一般的にどれくらいの値段なのでしょうか。

インソールの値段は、高いもので25,000円程度です。これは、オーダーメイドのインソールで、使用者の足に完全にフィットしたものです。プロスポーツ選手など、仕事で足を活用する人目的に作られたものが多いです。

オーダーメイドのインソールは平均的に12,000円前後が多く、安いものでも8,000円程度です。市販品のインソールは3,000円程度と、かなりお手頃な金額といえるでしょう。

しかし、安くても自分の足にフィットしない、足指を十分に活用できないなど、扁平足の治療や改善に繋がらないものを選んでも仕方ありません。

またインソールの耐久性によっても異なります。インソールの使用頻度にもよりますが、負荷がかかりすぎると、機能を果たさなくなっていきます。お手頃な価格で、長期的に使え、足指へも力が働くインソールを選びたいものですね。

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扁平足の痛み治療はお早めに!インソールやトレーニングなど保存療法で

扁平足の痛みを伴う症状の治療は早めに済ませましょう。ちょっとした痛みでも、一時的なものと思い、我慢して生活をし続けると、知らずしらずのうちにダメージが蓄積し、悪化していることもあります。

中には、慢性的な痛みを伴う足底筋膜炎を発症してしまうなど、日常生活に対して大ダメージになることも考えられます。

痛みを伴うものでも、そうでなくても、扁平足の早期治療をすることで、治りも早くなります。足指を鍛えるトレーニングを同時に行いながら、インソールなどを活用し、早めに扁平足を治療しましょう。